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2005年08月30日

年長さん

7eccd7b7.jpgおすまし2人。今回の年長女優3人組、竹岡史乃嬢(右)と、天満夕芙子嬢(左)。もぅ1人は私。
写真を撮る時「題名、年長女優2人組ね?」って言ったら「友里もじゃんっ!」と激しく攻められ(同じ年だから当たり前)、[3人組]と銘打つ事となった。

史乃ちゃんは、ご存知ふれる~じゅのオカン。
最初は嫌がってたけど、最近では自分から[オカン]と名乗る。
オカンは近頃、お弁当作りに夢中。おにぎり2個とオカズ3~4品。コレを毎日作ってくるから偉い。しかもちょっと美味しそう。おにぎり2個で断念してしまう私には憧れの的だ。
でも何故か毎日、1品だけ同じオカズ。卵と何か緑の野菜を炒めたやつ。煮物とかじゃないのに、作りおきとか出来ないのに、何でか同じオカズ。
他はキノコやらタケノコやらスギノコやら色々を使った、やたら凝った感じのオカズ。ちなみにこちらは作りおき出来そうなのに、毎日違ったメニュー。謎だ。
しかしあなどれん。オカンは本来、[オカンっぽい空気をかもしだす]ダケで、本物オカンの一番の得意技[家事]は一切出来なかったハズだ。そのギャップがふれる~じゅ式オカンだったハズだ。
しかし最近のオカンは、お弁当作りに夢中。腕も着実に上がっている。
まずい。
このままではオカンが、本物オカンになってしまう。
私の心配をヨソにオカンは言う。「私はふれる~じゅのオカンだから(^^)」
なら頼む!オカン!粗食劇団員の私達にも是非、是非ともそのお弁当を!!
「良いケド、材料費ちょーだいね?」
さっすが(将来)一家を支える(予定の)オカン。しっかりしている。
あとは相手を捕まえるのみ…。

過去にも何度かふれる~じゅに客演してくれた天満夕芙子嬢。ふれる~じゅ以外にもこの界隈の芝居に何度も出てくれているので、もはや仲は大層イイ。
夕芙子の呼び名は[ゆーこりん]もちろん某〇倉優子ちゃんからとったモノ。
私が出会った頃の夕芙子は[エンマちゃん(名字がテンマだから)]と呼ばれていた位だから、随分な昇格に思う。
しかし本人はあまりお気に召していない様子。
そんな夕芙子に希望の光が射した。
「ゆーこりんが嫌なら[こりん]は?」
[ゆー]が抜けたダケ。要するに本来の名前の半分以上を削られた計算だ。残っているのは[こ]のみ。
「やめて下さい!」夕芙子の訴えも虚しく、その日から[こりん]は当たり前の如く定着していった。
しかし小〇優子ちゃんの出身は[こりん星]。今だ、抜け出せない小倉〇子への道。
夕芙子は日々訴える。「呼び名は夕芙子でお願いします(涙)」
その時夕芙子に再び希望の光が射した。
「じゃあ[うんこりん]は?」
……ん?うんこりん?
すみません、大変すみません。お下品な言葉になりましたが、どぉしてもそのまま伝えたかった。
[こ]はかろうじて残っている。小倉優〇ちゃんからも随分離れた。しかし、しかしだな。
[うんこりん]ですよ?衝撃的過ぎでしょ、そりゃもぉ。降格もいいとこです。
「[こりん]で良いです…(大涙)」ついに夕芙子は観念した。
皆様、夕芙子は[こりん]です。間違っても頭に[うん]を付けないでやって下さい。

ちなみに私は[大女優]と呼ばれます。
台本を忘れて稽古に行ったり、[ご祝儀]の事を間違えて[年貢]と言ってしまったり、本当の大女優でもとてもしない王様的態度をとるから。
だけどね?ワザとじゃないんだよ?ミスだよ?ミス(苦)

さて年長組。今回は3人共に舞台上でも年長役です。落ち着いた大人の女を魅せつけますわよ!(←自分でハードルを上げる。そして後で2人に怒られる)
お楽しみに~♪

追伸…竹オカンのブログ[オカンのいっぱいいっぱい日記]。こちらの劇団HP、[LINK]からとべます。
私が証さない稽古秘話満載!しかもほぼ毎日、更新されています。スゲー!
是非覗いてみて下さい☆

投稿者 frais-rouge : 10:48 | カテゴリー : Lay Bare | コメント (0) | トラックバック (0)

2005年08月28日

衣装合わせ

da8793b3.jpg今日は●キャスト衣装合わせのお話。
(衣装合わせとは…本番着る予定の衣装を身につけ、役のイメージに合っているかや、全体の色等のバランスを見るモノです。)

各々用意した衣装を身につけ、演出に見せていきます。
「んー、良いんじゃないかな。」●キャストの衣装は、際立ったモノがそぅないので、すんなり決まりそう。だったんだけど……
衣装合わせを終え稽古に入ろうとしたその時
「あ、俺ヒゲ生やす予定です。」
とネギ兄さん。
その発言に、演出は当たり前の様に答えた。「んー?じゃあ生やしてみて?」
「…え?」
「幸、マジック持ってる?」え?マジック…ですか。
「持ってます。」さっすが亮太。いつも稽古用の舞台セットを作ってくれるから、ちょっとした文房具なんて簡単に出てくる。
「か、書くんですか?」あからさまに動揺する兄さん。
「うん。」頷く演出。
「ヒゲ入りまーす。」マジックを手に兄さんに近づく亮太。その姿、もはや専属メイクさん。
たじろぐ兄さん。その時、兄さんはあるモノを見つけた。
「せ、せめてコッチでお願い!」手にしたモノは、黒いビニールテープ。こちらも亮太が持ち歩いている一品。
「…あ、そぉすか。ビニテっすか。」ちょっと残念そうに、しかし手早くテープをヒゲの長さに切る亮太。兄さんのアゴに貼りつける。
そしてこの写真。見えますかね?3人共ビニテです。

…しっかしこの写真、めんどくさい事に、突っ込まなくちゃいけない所満載なのよ。
まず一番右、兄さん。ビニテヒゲね。でも何か3人並ぶと兄さんが一番まともカモ。目を細めてみれば本物のヒゲに見えるカモ。…ないない。
はい次、多舞さん。[黒ベスト]の代用で着てるの[黒タンクトップ]ね。さっきまでシャツの中に着てたヤツね。外に着ちゃったよ?間違っちゃったよね。
んでやっぱしヒゲ。長くね?
最後に、美帆ちゃん。……ってお前ヒゲ生やさねぇじゃん!「いゃ、何となく、混じりたくって…一応ヒゲじゃないんですケド。」
あ~鼻血ね…ってお前鼻血も流さねぇじゃん!んでやっぱし、長くね?!
……で、何で3人共ちょっと役作りしてるの?真剣な顔してもアナタ達、ビニールテープだよ?

こうして●キャスト衣装合わせは、ビニールテープをメインに無事終了しました。
めでたし。
※なお本番では、兄さんと多舞さんのヒゲは本物になる予定です。
美帆ちゃんは鼻血を流さない予定です。
ご了承下さい。

投稿者 frais-rouge : 02:17 | カテゴリー : Lay Bare /| カテゴリー : Lay Bare | コメント (0) | トラックバック (0)

2005年08月19日

取材!

e0e4100b.jpg「北ケーブルTV」さんが取材にいらっしゃいました!
やはし、普段の稽古場とはちょっと違う雰囲気…。みんな何となーく緊張している様子。
そこへ優しそうなリポーターのお姉さんと、腕の良さげなカメラマンのお兄さん登場。
演出蒲生、シム、私がインタビューを受けて、制作さんがチケットシステムの説明を撮影。
そして稽古場の雰囲気をカメラに収めてゆきます。
稽古は、暁とシムのシーン。リラックスしている暁と、緊張しているシム。
演出「はいストップ。志村、そこは[極道]じゃなくて[ヤクザ]にして?」セリフの直しが入ります。
シム「はい。」
稽古再開。ユウスケ(シムの役名)『無謀備に爆睡しやがって、[極道]やってるとは思えないよな…。』
…シム、今直された所を間違えた。
演出「ストップ。志村[ヤクザ]にしてね?」
シム「は、はい…すみません。」
演出「同じ所から、はい。」
ユウスケ『無謀備に爆睡しやがって、[極道]やってるとは…』
演出「はいストップ。……。」
こんな調子でシムはこの後も3、4回間違い続け、ダメ役者っぷりを披露。
リポーターのお姉さん、大笑い。本人冷や汗。
そこで今まで、通常通り芝居をしていた暁に異変。
コウジ(暁の役名)『え?あ、オレぇ↑まだ何も…。』
ん?オレぇ↑って何?…文字では伝わりヅライかもしれません。
ただ、暁は間違いなく[俺]を[オレぇ↑]と言いました。
ちょっとぼんやり聞いていれば[オラぁ]に聞こえたやもしれないナマリっぷり。
これには凄腕カメラマンのお兄さんも大笑い。そして何故だか本人も大笑い。そして演出まで大笑い。もぉ何が何やら。
こうしてふれる~じゅの団員達はダメ役者っぷりを披露して撮影終了。
この模様は北ケーブルTVにて8/26~9/1まで一日7回放送されます。
東京都北区ご在中のお客様、並びに東京都北区ご在中のお友達がいらっしゃるお客様、是非放送をご覧になって下さい。
リラックスしている暁に、緊張しているシム。そして、TV嫌いでふれる~じゅTVにも断固として出演しなかった亮太が、イヤイヤながら映っております(^^)
お楽しみにぃ♪

写真…撮影風景はチャンスがなかったので、全然違う写真ですm(_)m
これは全員で台本をまとめている所。
左上でぼんやりしているのが演出蒲生。
「ちょっと、蒲生さんも働いて下さいよっ(怒)!!」
蒲生「は、はい、すいません…。」

投稿者 frais-rouge : 19:27 | カテゴリー : Lay Bare | コメント (0) | トラックバック (0)

2005年08月10日

2サイドストーリー

fd30e62a.jpg今回の公演は2サイドストーリーです。
舞台はとある小さなバー。寡黙なマスターと数人の従業員で営業しています。そのバーに集まる人間達のお話。
今回は二人の男が主人公。
「出逢うはずのない二人の出逢いが様々な人々の運命を左右する。」
意味ありげ。
2サイドストーリーと言うのは名前の通り、二つの目線から繰り広げられる二つの物語。同じ場所で、同じ時間だったり違う時間だったりに起こる人間模様が、繋がったり繋がらなかったりしながら進められて行きます。
この説明じゃ何が何だかですよね。まぁぶっちゃけ私も今の所、何が何だかです。ただ[〇キャスト]と[☆キャスト]とで、全然違うストーリーになります…様です。
両作品に出演する役者も、片方しか出演しない役者もいるのですが、今回は各々メインで出演する作品にそってご紹介させて頂きます。

[〇キャスト]
海老澤 暁・澤田 友里・麥倉 和充・天満 夕芙子・石川 美帆・多舞 タカシ
先日の日記にも書いた通り、大人な雰囲気。バー内部を主体とした、本当にゆったりとした時間の中ストーリーは進められて行きます。まぁ…一言で言うならば、暗いです。
ふれる~じゅが2000年に公演した「Endless waltz」ご存知の方もいらっしゃるかしら?
この作品が今回[〇キャスト]のモチーフとなっております。
まぁモチーフと言いましても、新しい登場人物目白押しだったり、新しい設定盛りだくさんだったり、もちろん役者も全員違う顔ぶれな為、「Endless waltz」とは随分違った世界観です。
「Endless waltz」をご覧になったお客様も、なっていないお客様も存分にお楽しみ頂けると思います♪

[☆キャスト]
志村 昌彦・幸 亮太・竹岡 史乃・飯田 武・佐々木 秀人・三井 昭典・大橋 公之・白井 祥之・勇崎 理恵
こちらは今回書き下ろし作品。
ふれる~じゅ風極道風ドタバタコメディ風ヒューマンドラマです。はい、ワケがわからない。ふれる~じゅ"風"て、"ふれる~じゅ"だもん。
まぁ今の所はな、そんな感じだわ。あと一ヶ月もしたらお話の全貌は明らかになります。つーか本番だし。
[極道]と言う事で、男性陣は[挨拶の稽古]というものをしました。目上の人間に心を込めて「おはようございます!!」と言うダケ。ただし設定はもちろん極道。
一番良い挨拶をした人から、抜けて行きます。最初の人が大きい声で挨拶すると、次の人はもっと大きな声を出す。次の人はもっともっと。
ジャンケンで負けて、いつも後ろの方に並んでいた麥倉兄さんは、この稽古で喉を潰しました。[〇キャスト]なのに。
そんなこんなで、男達のガチンコ勝負。舞台上でも充分にご堪能していただけると思います(^^)お楽しみに~。

同じ場所で起こる全く違う二つのストーリー。よろしければ二種類ご覧頂けると、より「Lay Bare」の世界観をお楽しみになれると思います。
あ、ちなみに9/15(木)は劇団創立記念日でスペシャルステージをご用意しています。両作品をミックスしてアレンジした、少し長いバージョン。スペシャルゲストもいます☆☆☆
今回は、土日祝スペシャルステージが日時指定な上、座席が80席位らしいので(←やっぱし情報が曖昧。ごめんなさい)早めのご予約をお勧めします(^^)


写真…今回の主役[二人の男]
右・シム(佐竹組元若頭役)、左・暁(元サラリーマン役)…逆じゃねぇ?キャスティング、絶対逆だったんじゃねぇ??

投稿者 frais-rouge : 12:52 | カテゴリー : Lay Bare | コメント (0) | トラックバック (0)

2005年08月07日

かわいい。

187ab571.jpg今回、唯一のふれる~じゅ初出演[石川美帆ちゃん]でございます。
あ、写真の一番奥の娘ね。あ、小さすぎてわかんないね。
これは、なんと説明すれば良いのかしら…空間把握能力を鍛える稽古、とでも言うのかしら。
指定の場所までの距離を身体で覚えて、眼を瞑ってソコまで行け!と言うモノです。目的地ぴったりに足を置けた人から、抜けて行きます。
やっぱし立体の想像力が弱く地図が読めないとよく言われる女の人は、男の人より苦手な様子。私はこの稽古、めちゃめちゃ下手くそです。きっと車の運転はしちゃいけない。
初めはただ眼を瞑るダケで良いのだけど、次の段階は喋りながら同じ事をしなくっちゃいけません。「あいうえお、いうえおあ、うえおあい…」と、あ行~さ行を一息で言い終わると同時に目的地に止まる。
はい。私はもはや、この段階まで来ると訳がわかりません。平気で50cm位ズレます。
そして私と同じ位この稽古が苦手なのが、美帆ちゃん。うん、写真の一番奥の娘ね。
隣に人が歩いている時は、気配を感じるのか意外とイイ線で止まるんだけど…順々と人が居なくなっていくと、びっくりする様な場所に平気で止まる。そして眼を開けて「あれ?おかしいなぁ?」
しかもかわいいのは写真でご覧の通り、何故だか手をガンガン振り回します。平気で隣の人にぶつかります。
ちっちゃな身体でおそるおそる、しかし大胆に進んで行きます。そしてとんでもない場所に止まります。
そんな美帆ちゃんは、見た目には似合わず太い声の持ち主です。背が高かったり、体格の良い女優さんではよく見かけるけど、美帆ちゃん位小さな女優さんであの声を出せる人はあんまり見ない。必見です♪
今回[〇CAST]の方のステージは、ゆったりとした時間の中で起こる、ちょっと大人な雰囲気の作品です。その中で美帆ちゃんは唯一と言っていい大暴れキャラ。小さな身体で舞台中をチャキチャキ動きながら、ナチュラルなドスのきいた(?)声を発揮してくれます。お楽しみに!

投稿者 frais-rouge : 13:10 | カテゴリー : Lay Bare | コメント (0) | トラックバック (0)